ドSな兄と暮らしています
第7章 ふたりのこれから 〜最終章〜
「いやだ、やめないで。……いれて?」
泣きそうになりながら小さな声で懇願する私に、兄ちゃんの方が目を逸らして笑った。
「……それは反則。ほんっと……汐夏、俺以外の男の前でそういう顔しないでよ?」
ゆっくりゆっくりと、私の体の中に沈めていく。
熱くなったものを、私の膣はしっかりとくわえこんだ。
少し痛い。けれど、快感の方が強くて、イキそうになるのを押さえるので精一杯だった。
「動くよ」
兄ちゃんがゆっくりと腰を動かした。
私の蜜壷は蜜が満タンで、ピチャピチャと音を立てていた。
最初は、入口の方が痛かった。
……でも兄ちゃんと繋がっている。
その気持ちよさと満足感で、私の感情は快楽に大きく振れていった。
兄ちゃんは、次第に、動きを早くする。
「っはぁ……はぁ……ぁっ……痛くないか?」
余裕がない表情になりながらも、私の頭を撫でて訊く。私は荒い息をしながら、頷いた。
「……ん、きもちぃ……っはぁ、もっと……はぁ」
1秒でも長く、ちゃんと繋がっていたい。
果てそうになる頭の中で、そう思っていたのに……。
「っ……!! 煽るな、出そうになるから……」
兄ちゃんは、右手で私のクリトリスを刺激した。
一気に、耐えられることのできない大きな波が押し寄せた。
「だっ……め! にい……ちゃ……いく……っっ!」
「っはぁ、はぁ……俺も限界。いきなよ」
お互いに大きく体を痙攣させた。
体の中が凄く熱くなっていた。