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夜の病院の廊下は怖い。
物音ひとつせず薄暗い。

枕を抱きかかえ、濡れたおしりでナースステーションを目指す。

誰にもこんな姿見られたくない。

そう思っていた矢先、前方から誰か歩いてくる。

どうしよう、、、、

足が止まる。


すると、

？「由奈？」

声をかけられる。聞き馴染みのある声だ。

？「由奈？何してるの？」




成瀬先生だった。




もしかして、これも夢なのかな？

私も一生懸命成瀬先生の名前を呼ぶ。

由奈「成瀬先生ー！成瀬先生、会いたかったよぉー！」

今回は成瀬先生の姿は遠ざからずどんどんはっきりと先生の姿が見える。

涙が止まらない。
やっと会えた。

成瀬先生は白衣姿ではなくラフなグレーのスエットに黒いパーカーを羽織っていた。

成瀬「由奈、ただいま！」

先生は以前と変わらぬ優しい笑顔で私に微笑んだ。

由奈「せんせっ、あいたかったのに、、ひぐっ、、どこにっ、、、いっ、てたの？」


嗚咽が止まらず一生懸命話す私に目線を合わせた成瀬先生は私を抱きしめ

成瀬「ごめん！由奈の病気治すために勉強しに行ってた」

と言い優しく頭を撫でてくれた。


由奈「ひぐっ、、ひぐつ、、さみしかったぁ〜！」


感情が溢れかえる私をなだめながら成瀬先生は


成瀬「由奈、何かあった？今1時だよ？」

と優しく尋ねる。