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高熱で苦しむ由奈が少しでも楽になるよう冷たいシャーベットや経口補水液を少しづつ与える。

ポカポカの身体で頬を赤らめ目を潤ませながらマグで経口補水液を飲む小柄な由奈は本当に子供のようだった。

由奈「せんせぇ、ゆな、あたまいたいよぉ、」

高熱にうなされながら由奈は頭痛にも悩まされるようになった。

成瀬「ちょっとお薬飲もうか！」

副作用があまりにひどいため仕方なく弱めの薬を使うことにした。

成瀬「由奈、これ飲んどこ！」

由奈「やだぁー！おくすりやなのーーー！」

そうだった。退行している由奈にそのまま薬を飲ませることは難しい。

俺は小児科医モード全開で由奈に話しかける。

成瀬「えー！これ飲める人カッコいいのに〜！由奈ちゃん飲めないの〜？じゃあ代わりに先生飲んじゃおっかな！」

由奈「待って〜！由奈飲むの〜！」

成瀬「はい、あーん！よくできました！」

普段ならカプセルや粒が飲める由奈だったが粉薬をゼリーに混ぜて飲ませた。