先生、出ちゃうよ
第8章 由奈の前進
由奈は2ヶ月かけてようやく座っておしっこをするという治療段階に進んだ。
未だに俺の介助がないと自発的な排尿はできないし、治療にどれだけ時間がかかるか分からなかった。
由奈の学校はエスカレーター式であるため受験勉強は必要ではなかったが中学生生活も後2ヶ月で終わる。
このままだと、学業にも大きな遅れが出てしまう。
一刻も早く退院させてあげたいが、精神的なことから膀胱炎を患い、多感症も抱える由奈を退院させ学校に通わせることは不可能だ。
そこで、俺は由奈に院内学級への通学を進めてみることにした。
男性恐怖症の由奈は出来るだけ色々な人と関わりを持った方がよい。
成瀬「由奈、治療お疲れ様!先生、今日由奈に1つ提案があるんだ!」
由奈「なぁに?」
由奈は治療後の火照っている顔で俺を見上げる。
成瀬「あのさ、由奈、院内学級って聞いたことある?」
由奈「うん、知ってる。病院内の学校でしょ?」
成瀬「そう!由奈もさ、体調の良い時行ってみない?」
由奈「やだ、、。怖いもん、、。」
成瀬「どうして?」
由奈「だってぇ、またいじめられるかも知れない、、」
由奈の目に涙が溜まる。
相当トラウマなのだろう。
由奈を抱きしめ、
成瀬「大丈夫だよ。院内学級にはいろんな病気のいろんな学年の子がいるんだ。だから、由奈のこと誰も変に思ったりしないし、仲良くなれると思うよ!最初は先生もついて行ってあげるし!」
そう言うと由奈は
由奈「分かった。成瀬先生が言うなら行ってみる。」
そう言って俺に抱きつく腕に力を込めた。
未だに俺の介助がないと自発的な排尿はできないし、治療にどれだけ時間がかかるか分からなかった。
由奈の学校はエスカレーター式であるため受験勉強は必要ではなかったが中学生生活も後2ヶ月で終わる。
このままだと、学業にも大きな遅れが出てしまう。
一刻も早く退院させてあげたいが、精神的なことから膀胱炎を患い、多感症も抱える由奈を退院させ学校に通わせることは不可能だ。
そこで、俺は由奈に院内学級への通学を進めてみることにした。
男性恐怖症の由奈は出来るだけ色々な人と関わりを持った方がよい。
成瀬「由奈、治療お疲れ様!先生、今日由奈に1つ提案があるんだ!」
由奈「なぁに?」
由奈は治療後の火照っている顔で俺を見上げる。
成瀬「あのさ、由奈、院内学級って聞いたことある?」
由奈「うん、知ってる。病院内の学校でしょ?」
成瀬「そう!由奈もさ、体調の良い時行ってみない?」
由奈「やだ、、。怖いもん、、。」
成瀬「どうして?」
由奈「だってぇ、またいじめられるかも知れない、、」
由奈の目に涙が溜まる。
相当トラウマなのだろう。
由奈を抱きしめ、
成瀬「大丈夫だよ。院内学級にはいろんな病気のいろんな学年の子がいるんだ。だから、由奈のこと誰も変に思ったりしないし、仲良くなれると思うよ!最初は先生もついて行ってあげるし!」
そう言うと由奈は
由奈「分かった。成瀬先生が言うなら行ってみる。」
そう言って俺に抱きつく腕に力を込めた。