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先生、出ちゃうよ

第11章 教えて、成瀬先生、、。

昨日の手術は年に一度あるかないかの大手術だった。
そんな日に限って由奈が倒れるなんて。

昨日の夜、由奈の病室を訪れたときには由奈はぐっすり眠っていた。

産婦人科医である工藤の治療は由奈には刺激が強すぎたのではないかと不安になる。




由奈の病室へ朝の回診をしに行く途中、工藤に会った。

成瀬「工藤!昨日はありがとう!由奈はどうだった?」

工藤「痙攣と過呼吸を起こしていたから物理的な刺激は抑え気味にしたよ。そのかわり精神的な部分で刺激してみたんだ。案の定、由奈ちゃんすぐイッたよ!」

成瀬「おい!言葉攻めしたのか?」

工藤「ああ、そうだ」

成瀬「お前、正気か?まだ、彼女中学生だぞ?普通、早くても高校生からだろ!」

工藤「もう、中3だぞ?それにもうすぐ高校生だ。2、3ヶ月早いだけじゃないか!ちょっと過保護すぎないか?」

成瀬「彼女には悩みを相談出来る大人がいないんだ。精神的な発達が他の子より遅めなのはお前も分かっていただろ?」


工藤「、、、確かにやり過ぎたかもしれない。悪かった成瀬。昨日、彼女はお前の治療を待つって言ったんだ。彼女が今一番頼れる大人はお前だ。だからお前が行って話聞いてやってくれ。」

成瀬「、、分かった。こっちも言い過ぎたよ。ありがとな工藤」


工藤は彼女を言葉攻めしたのか、、大丈夫かな、、



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