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先生、出ちゃうよ

第1章 始まりは学校で、、

次の日も学校でおしっこは一滴も出なかった。
そのかわり、家に帰ると腹痛と共にものすごい量のおしっこが出た。

いじめがあるとかおしっこが出ないとかそんなこと、ママには相談できなかった。


私がお漏らしをしてから1ヶ月近くが経った。

ママは今日から一年近くハリウッドへ行く。

「じゃあ、由奈、いい子にしてるのよ!ママも頑張ってくるから!あと、お金は好きに使ってね!」
それだけ言い残しママは朝早くから家を出た。
今日から一人暮らしかぁ。
いじめのこと、ママに気づかれなくて済むし、ちょうどよかった。
ママに迷惑はかけたくない。


その日も相変わらず朝から学校ではおしっこがでなかった。

その日の五時間目は化学室で実験だった。

なんだか、お腹が痛い気がしたけれど最近はよくあることだから特に気にしなかった。

私は皆んなの輪から外れて実験を見ていた。

なんか、フラフラする?
そう思った時酷い腹痛が私を襲った。
「いたい!」

それから私の記憶は無くなった。

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