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成瀬先生の治療もなく、院内学級にも行っていない私は毎日時間を持て余していた。

あー暇だな、、。
強いてすることと言えばおしっこのリハビリ。
だけど、最近は調子が悪くて成瀬先生が手伝ってくれても出ないことも多く結局は導尿されてしまうのだった。


トントントン

先生がいつも通り回診にやってきた。

成瀬「回診に来ました！」

由奈「はーい！」

成瀬「由奈ー！お客さんだよ！」

由奈「え？誰?」

亜美・海斗「由奈ー！」

由奈「亜美ちゃん！海斗くん！」

亜美「由奈！あの時はごめんね！大丈夫だった？私たち、今まで後輩できたことなかったから嬉しくてつい調子乗っちゃった、、、。」

海斗「由奈の病気のことも知らないで本当にごめん。成瀬先生にも何教えてるんだって怒られたよ、、。苦笑」

海斗くんが成瀬先生をみて笑う。

由奈「全然大丈夫だったよ！それより、2人に会いたかった！院内学級もまた行きたいの！成瀬先生、行ってもいい？」


私が成瀬先生を見ると先生は少し困ったような顔をして

成瀬「由奈、今日、もう一人由奈にお客さんが来てるんだ。」

と言った。
なんとなく誰かは分かった。

成瀬「それで、新しい治療をそろそろ始めようと思ってる。だから、院内学級はまだ難しいけれど、お昼ご飯なら一緒に食べれるんじゃない？」

亜美「そうだよ！由奈！一緒にお昼食べよ！もうすぐ高校生になるんだし色々教えてあげる！」

成瀬「亜美！過激なもの以外な？笑」

と先生が茶々を入れると亜美ちゃんは

亜美「分かってるって！」

と先生を軽く睨んだ。

海斗「じゃあ、次のお客さん来ると思うから俺たちはこの辺で！またな！由奈！」

亜美「じゃあね！由奈！」

由奈「うん！またね！」

成瀬「ありがとな！2人とも！」

そう言って2人は病室を後にした。