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先生、出ちゃうよ

第14章 咲先生の治療

成瀬先生と緋山先生の治療を終えた後、病院内の自販機でジュースを買いに行く。

成瀬先生は病室まで付いていくよと言ってくれたが
断ってしまった。

成瀬先生と一緒にいたらまたイキたくなっちゃうと思ったから。
成瀬先生がさっき多感症の治療もしてくれると言った時、素直に頼めばよかった。
もどかしさに襲われ、不安な気持ちになるものの


ジュワッ!

成瀬先生のことを考えるとおまたが濡れる。

愛液の量が多く、とっさにその場にしゃがむ。

洋服は濡れてないかな?

と思ったその時

咲「あれー!由奈ちゃんじゃん!どうした?」

飲み物を買いに来た咲先生が心配そうに私を見る。
咲先生はしゃがみ私の顔を覗く。
なぜか涙が出てきた。

咲「由奈ちゃん?どうしたー!お腹でも痛い?」

咲先生は私の背中をさすってくれる。

私は首を振ることしかできなかった。

咲先生は私を急かすこともなく、落ち着かせると近くのベンチに腰掛け話を聞いてくれた。

咲「由奈ちゃん、絋呼ぼうか?」

由奈「だめ!」

先程、治療を断ってしまった手前、成瀬先生には会いにくかった。

咲「そっか、そっか、よかったら何があったか教えてくれるかな?」

咲先生の小児科医特有の優しい落ち着く口調に導かれるように私は胸の内を明かした。

由奈「あのね、最近、何故かわからないけど成瀬先生と話しにくいの。さっきも本当はおまたムズムズしてたまらなかったの。でも、成瀬先生が多感症の治療してくれるって言ってくれたとき、断っちゃったの。せっかく先生優しくしてくれたのに由奈最悪だ、、。」

咲「そんな事ないよ!由奈ちゃん!やっぱりさ、お互い人間だから話しにくい時もあると思うんだ!絋には私から上手く相談しておくよ!それはそうと由奈ちゃんおまたのほうは大丈夫?」

私の病気を知っている咲先生は心配してくれる。

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