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となりのにぃに

第3章 変な気持ち

恐る恐るテストを受け取る。


げっ!? 42点!? 過去最低…



席に戻って、この素晴らしい点数のテストを誰にも見られないように、机にしまった。





放課後、テストの事を考えながら、家に帰る。




「ただいま…」


「あら、おかえり。  どうしたの? 元気ない?」



「あ…うん、 テストが…」



「そう。みりかちゃん、ランドセル置いたら、リビングにいらっしゃい」


「…はい」




母が私を「みりかちゃん」と呼ぶときは、お説教があるときだ。



「来ました」


「そこに座ってね」



笑顔の母が怖い。


テストを差し出してうつ向く。



「あらまぁ。 すごい点数ね。  みりかちゃん、ゲームの時間、少し減らそうか」


「そ、それは、勘弁して!」




「ただいま」

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