
となりのにぃに
第17章 バレンタインは誰のもの?
朝起きて、服を着替えて、顔を洗う。
寝癖ボンバーな敬人が洗面所に立っていて笑った。
「おはよー、寝癖大丈夫? 笑」
「おはよ ヤバイよな笑 チャチャッと直すか」
「私終わったから、先ご飯食べてるね」
「うん、俺もすぐ行く」
先に食卓について、トーストをかじる。
バターの風味が広がって美味しい。
「よいしょっと。 みりか、バター取ってくれる?」
敬人が食卓に来たからチョコを渡すチャンスだね!
「はい、バター!」
バターを押し付けて、ガタガタと椅子から立ち上がった。
「食事中に席立つなよ。行儀悪いぞー」
顔だけこちらに向けて小言を言ってくるけどしらない。
冷蔵庫から箱を取り出して、ゆっくり席に戻った。
「なんか必要だったの?」
コーヒーを1口飲んで、敬人が聞いてきた。
「今日はさ、何日?」
「えーと… 待ってな? …14日だ」
「何月の?」
「2月だろ?」
「うん、あのね… 今日はバレンタインだよ。 あげる、これ」
胸に抱えていた箱をおずおずと差し出した。
「え? くれるの? ありがとう!」
すぐに箱を開いて、トリュフを1つ口に入れた。
「うまっ これ有名な店のやつとか?」
「作ったの。私が」
「みりかの手作りかぁ。 そりゃ美味いわけだな! ほんとにありがとう」
くしゃっと笑って、私の頭を撫でてくれる敬人。
あぁ、あたたかい…
寝癖ボンバーな敬人が洗面所に立っていて笑った。
「おはよー、寝癖大丈夫? 笑」
「おはよ ヤバイよな笑 チャチャッと直すか」
「私終わったから、先ご飯食べてるね」
「うん、俺もすぐ行く」
先に食卓について、トーストをかじる。
バターの風味が広がって美味しい。
「よいしょっと。 みりか、バター取ってくれる?」
敬人が食卓に来たからチョコを渡すチャンスだね!
「はい、バター!」
バターを押し付けて、ガタガタと椅子から立ち上がった。
「食事中に席立つなよ。行儀悪いぞー」
顔だけこちらに向けて小言を言ってくるけどしらない。
冷蔵庫から箱を取り出して、ゆっくり席に戻った。
「なんか必要だったの?」
コーヒーを1口飲んで、敬人が聞いてきた。
「今日はさ、何日?」
「えーと… 待ってな? …14日だ」
「何月の?」
「2月だろ?」
「うん、あのね… 今日はバレンタインだよ。 あげる、これ」
胸に抱えていた箱をおずおずと差し出した。
「え? くれるの? ありがとう!」
すぐに箱を開いて、トリュフを1つ口に入れた。
「うまっ これ有名な店のやつとか?」
「作ったの。私が」
「みりかの手作りかぁ。 そりゃ美味いわけだな! ほんとにありがとう」
くしゃっと笑って、私の頭を撫でてくれる敬人。
あぁ、あたたかい…
