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となりのにぃに

第2章 ドキドキの生活

「え? あ… 本当だけど…」


「だったら、僕のこと住まわせて下さい! 中学卒業したら、バイトして生活費払いますから」



母も私までも、ポカンとしてしまった。



「け、敬人くん、本気? みりかの事なら気にしなくて良いのよ? 親元を離れることになるわよ?」



母がうろたえた姿を私は初めて見た。



「みりかは関係ありません。 と、言ったら語弊がありますが、僕、本当にここに残りたいんです! おばさんの家なら安心だから…」



にぃには本気みたいだ。



「…敬人くん、本当に良いのね? 後悔はしないの? 私が親代わりになるのよ?」 


「構いません。 ここに残って、望んだ高校に行けるなら!」

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