天空のアルカディア
第3章 反乱
「まぁ、そういう事にしておきましょうか」
納得していない顔をしてマリアの空のカップに紅茶を淹れる
「でも、このままでいいんですか?」
ーーーまだ続ける気ですか…
マリアは呆れ顔になり、仕方ないでしょうと言いかけるが
「だって、多分もう二度と会えませんよ?」
マリアは王族
ライは一介のハンター
これから先、二度と会うことはかなわないだろう
そんな事はマリアにも分かっていた
「…」
口を閉ざし、俯くマリア
ターナもそれ以上何も言わず、黙ってしまったので静寂が部屋を包む
バンっ
突然部屋の扉が荒々しく開き、魔導師が入ってきた
「ひ、姫様!」
「何事ですか?ノックもなしにいきなり入るなんて失礼じゃないですか」
「い、いいからターナ。それで何かありましたか?」
魔導師の無礼な態度に覇気を込めて注意するターナをマリアが手で制す
「はっ。王都で反乱です」
「なっ…それは本当なのですか?」
驚愕の出来事に耳を疑った
「確かな情報でございます。首謀者はランス・エルリック、民への被害はない様ですが、アリス様は反乱軍に捕らわれた様子」
納得していない顔をしてマリアの空のカップに紅茶を淹れる
「でも、このままでいいんですか?」
ーーーまだ続ける気ですか…
マリアは呆れ顔になり、仕方ないでしょうと言いかけるが
「だって、多分もう二度と会えませんよ?」
マリアは王族
ライは一介のハンター
これから先、二度と会うことはかなわないだろう
そんな事はマリアにも分かっていた
「…」
口を閉ざし、俯くマリア
ターナもそれ以上何も言わず、黙ってしまったので静寂が部屋を包む
バンっ
突然部屋の扉が荒々しく開き、魔導師が入ってきた
「ひ、姫様!」
「何事ですか?ノックもなしにいきなり入るなんて失礼じゃないですか」
「い、いいからターナ。それで何かありましたか?」
魔導師の無礼な態度に覇気を込めて注意するターナをマリアが手で制す
「はっ。王都で反乱です」
「なっ…それは本当なのですか?」
驚愕の出来事に耳を疑った
「確かな情報でございます。首謀者はランス・エルリック、民への被害はない様ですが、アリス様は反乱軍に捕らわれた様子」