天空のアルカディア
第4章 誓い
「キィー!!」
インプが両手を振り下ろすと黒い球体が襲いかかる
時間をかけただけあってその大きさは人の何倍もある特大級だ
『アイギス』
呪文と共に片手を前にかざすと魔力が形作って盾が現れる
といっても人が普通に使う盾と同じ位の大きさだ
ズン…
衝突の瞬間に地鳴りが鳴り、(ジジジ)と鳴り響く
両者の魔法は拮抗している様に見えるが、表情は対照的だ
インプは苦渋の、ライは余裕の表情だからだ
「キィ!?」
突然盾が爆散し、目を背けるインプ
「天から降り注ぐ雷、一筋の光となりて我が敵を討て『ヴァジュラ!!』」
ホールの天井を貫き、雷が落ちる
その規模は自然の雷そのもの
マリア達は閃光と爆音に目をつぶる
目を開けるとホールはほぼ形を残しておらず、自分達の周りの床以外も黒く焼けていた
「倒したのですか?」
「さ、流石にコレじゃあ生きてませんよね?」
「あぁ、手応えはあった。」
片手を静かに下ろし、振り返る
「でも、凄い威力だね…この部屋跡形もないじゃん」
緊張の糸が切れたのかターナはウロウロしながら周りを見る
「これでも威力は抑えてるんだがな…」
ターナはブンッと首が飛びそうな勢いでライに振り返る
「ライ、規格外にも程があるって…ちなみに抑えなかったら…」
「神殿どころか、この森まで焼けるだろうな、元々遠距離魔法だから近距離であまり威力を出し過ぎると自滅する」
「そんな危ないの撃ったの!?」
「つい…な」
頭を掻きながら顔を逸らすライにターナが詰め寄ると
「あの…」
マリアの遠慮がちな声が響く
彼女はさっきから抱いている疑問を口にだした
インプが両手を振り下ろすと黒い球体が襲いかかる
時間をかけただけあってその大きさは人の何倍もある特大級だ
『アイギス』
呪文と共に片手を前にかざすと魔力が形作って盾が現れる
といっても人が普通に使う盾と同じ位の大きさだ
ズン…
衝突の瞬間に地鳴りが鳴り、(ジジジ)と鳴り響く
両者の魔法は拮抗している様に見えるが、表情は対照的だ
インプは苦渋の、ライは余裕の表情だからだ
「キィ!?」
突然盾が爆散し、目を背けるインプ
「天から降り注ぐ雷、一筋の光となりて我が敵を討て『ヴァジュラ!!』」
ホールの天井を貫き、雷が落ちる
その規模は自然の雷そのもの
マリア達は閃光と爆音に目をつぶる
目を開けるとホールはほぼ形を残しておらず、自分達の周りの床以外も黒く焼けていた
「倒したのですか?」
「さ、流石にコレじゃあ生きてませんよね?」
「あぁ、手応えはあった。」
片手を静かに下ろし、振り返る
「でも、凄い威力だね…この部屋跡形もないじゃん」
緊張の糸が切れたのかターナはウロウロしながら周りを見る
「これでも威力は抑えてるんだがな…」
ターナはブンッと首が飛びそうな勢いでライに振り返る
「ライ、規格外にも程があるって…ちなみに抑えなかったら…」
「神殿どころか、この森まで焼けるだろうな、元々遠距離魔法だから近距離であまり威力を出し過ぎると自滅する」
「そんな危ないの撃ったの!?」
「つい…な」
頭を掻きながら顔を逸らすライにターナが詰め寄ると
「あの…」
マリアの遠慮がちな声が響く
彼女はさっきから抱いている疑問を口にだした