天空のアルカディア
第6章 孤独
月を眺めながら話すライは寂しげで
マリアはライの前にまわりこみ
「それはライのせいではありません!」
力強く伝えた
「いえ、次期長となる私は里の危機に不在…戦いもしなかった」
「それは……仕方ない事です!大体11の子供が戦うなんて…」
「子供だから…なんて理由は通じません………そんな事は分かっているのでしょう?」
「…」
戦時では女子供が死ぬ事は珍しくない
というより、兵よりも子供の方が死ぬ数が多い
少年兵として
飢えによって
大人よりも力が弱く、生きる為の知識も少ない彼らの骸は数知れない
「だから私は彼らの分も生き、あのような事を二度と起こさない為に…」
「それ以上の血を流すのですか…?」
マリアはライの前にまわりこみ
「それはライのせいではありません!」
力強く伝えた
「いえ、次期長となる私は里の危機に不在…戦いもしなかった」
「それは……仕方ない事です!大体11の子供が戦うなんて…」
「子供だから…なんて理由は通じません………そんな事は分かっているのでしょう?」
「…」
戦時では女子供が死ぬ事は珍しくない
というより、兵よりも子供の方が死ぬ数が多い
少年兵として
飢えによって
大人よりも力が弱く、生きる為の知識も少ない彼らの骸は数知れない
「だから私は彼らの分も生き、あのような事を二度と起こさない為に…」
「それ以上の血を流すのですか…?」