天空のアルカディア
第6章 孤独
書状を送って2週間後
ラウス候、ハンス両名からの返信が届いた
返答は
両名共に了承
近い内にラウス候が数名の護衛を遣わせ、ハンスの元へ送り届ける事になった
ハンスは散り散りになった正規軍をかき集め、王都奪還の準備を整える手筈だ
「もう少しで反乱軍をけちらせるのね!」
「ですが、これからはより一層警戒しなければならないのですよ?」
「えっ?」
頭を傾げたターナを小馬鹿にしたようにアリスがため息をつく
「はぁ…そんな事も分からないんですか?ラウス候が私達を裏切ってる場合、居場所がバレてるのに捕まえに来ない訳がないじゃないですか」
無視は無くなったが相変わらずこの調子だった
「そ、そんな事分かってるわよ
いちいち口うるさいガキね」
流石に2週間も続けばターナも容赦なくなりこの態度
「なっ…私は王族なんですよ!?」
顔を真っ赤にしてぎゃあぎゃあと言い争う2人
そんな中部屋の扉が開く
「うるせぇ部屋だな…廊下中響いてんぞ?」
「そ、そんな風にい、言わなくてもいいんじゃ…ない?」
剣山のようにツンツンした赤髪の男と気の弱そうな蒼色の髪の少女が入ってきた
ラウス候、ハンス両名からの返信が届いた
返答は
両名共に了承
近い内にラウス候が数名の護衛を遣わせ、ハンスの元へ送り届ける事になった
ハンスは散り散りになった正規軍をかき集め、王都奪還の準備を整える手筈だ
「もう少しで反乱軍をけちらせるのね!」
「ですが、これからはより一層警戒しなければならないのですよ?」
「えっ?」
頭を傾げたターナを小馬鹿にしたようにアリスがため息をつく
「はぁ…そんな事も分からないんですか?ラウス候が私達を裏切ってる場合、居場所がバレてるのに捕まえに来ない訳がないじゃないですか」
無視は無くなったが相変わらずこの調子だった
「そ、そんな事分かってるわよ
いちいち口うるさいガキね」
流石に2週間も続けばターナも容赦なくなりこの態度
「なっ…私は王族なんですよ!?」
顔を真っ赤にしてぎゃあぎゃあと言い争う2人
そんな中部屋の扉が開く
「うるせぇ部屋だな…廊下中響いてんぞ?」
「そ、そんな風にい、言わなくてもいいんじゃ…ない?」
剣山のようにツンツンした赤髪の男と気の弱そうな蒼色の髪の少女が入ってきた