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「恵美様…力を抜いて、目を閉じてください…」


「…は…はい…」


龍崎に抱きしめられると、何故かとても良い香りがする…

香水なのか？又は龍崎自身の香なのか？

その香りが心地よく、体から力が抜けていく…



ゆっくりと龍崎の唇が近づき、私の唇にそっと触れた…

柔らかく角度を少しずつ変えながら、触れたり離れたりを繰り返す…



“…なんか気持ちいい…もっと欲しくなる…”



龍崎の舌が私の唇をそっと舐めている…

全体を優しく舐めたり、舌先で唇を細かく撫でたりされているようだ。

私は堪らなくなり、口が開いてしまう…



「…恵美様、どうですか？気持ちいいでしょうか？」



耳元に低い声で囁かれると、頭がくらくらする…
龍崎の吐息が耳にかかり、ゾクッとする…


龍崎は私の様子を確認すると、もう一度口づける…


今度は少し強引に私の唇の隙間から、龍崎の舌が中に入れられた…

私の歯列を確認するように、ゆっくりと歯茎を舌で味わうように舐めてくる。



「----ん---んん---」
私は思わず声が出てしまう…


さらに龍崎の舌が奥に入り込んできた…