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官能マシン

第1章 官能マシン

「お客様、これは大変お買い得ですよ」
 冷やかしに寄ってみた電気店の電話機売り場。信一は一方的に説明する店員にほとほと嫌気がさしていた。信一は店員のパクパク動かす唇を眺めながら、今日あった出来事をぼんやり思い出していた。

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