ありすちゃんのえっちな受難
第1章 進級
朝礼が終わると女子達がすぐに海地君の席の周りに集まってきた。
「海地君よろしくね!」
「事故大変だったでしょ?何かあったら何でも言って!」
思った通りやっぱりモテるよね…
「ねぇ、海地君って彼女いるのー?」
「いないよ」
「いてもいなくても、嘉山さんに気を付けた方がいいよ……男は見境なく誘ってて性病染されるんだって」
「海地君は騙されないと思うけど」
変な噂吹き込まれてる…
海地君と話しにくくなっちゃった…
海地君と話せて嬉しかっただけにショックで席を立って屋上に行った。
屋上は開放されていてお昼休みは割と人がいるけど、次の時間は始業式だけあって誰もいない。
…何もしてないのに何でこんな目に合うんだろ。
バブられるようになる前だって人の事イジメたりした事ないのに。
普通の学校生活送りたいのに。
一人で柵の前で泣いていると突然強風が吹いてきて立っていられなくてその場にしゃがみ込んだ。
何今の風……
風が止んで立ち上がろうとすると立ち上がれない?
よく見るとどうしてそんなことになったのか…柵のネジ部分と劣化して下が欠けてる部分にに制服のシャツのボタンが引っ掛かっている。
どうしよう…これどうなってるの?
急いで取ろうとするけど、柵から離れられなくてどうやって取ればいいのかわからない。
なんか、スカートの生地も引っ掛かっている感じがする…。
スマホもないし、今から始業式で絶対だれも来ない…どうしよう…。