ありすちゃんのえっちな受難
第1章 進級
柵にくっ付いてしゃがんでいる状態だから体勢もツラい…
どうする事も出来なくてそのままの状態で過ごす事になってしまった。
パンツも履いてないから風が吹くとお腹が冷えておトイレにも行きたくなってしまった。
校舎の外で生徒が下校している音が聞こえる。
下手に同じ学年の子達に見つかっても助けてくれないかもしれない。
先生とか屋上の戸締りに来たりしないかな?
…無理矢理引っ張って制服破いちゃったら早いかな?
早く取らないと漏らしちゃいそう…
どうしていいかわからなくて涙が止まらない…。
「……嘉山さん?」
「ふぇっ?」
後ろから海地君の声がした。
来てくれたのは良いけど…海地君、さっきあんな話吹き込まれたばっかりだから…
「こんな所にいたんだ…始業式もいないし、教室戻って来ないから心配してたんだ」
「…ぅ……あの……ふゥッ」
「あ…教室で嘉山さんの噂話聞こえてた…よな?俺、あの話信じてないから大丈夫だよ」
海地君はそう言ってこっちにきた。
「海地君……助けて……ヒグッ…」
「え?」
「グズッ…制服が絡んで動けないの」
「それでずっとここにいたのか!?探しにきて良かった、絡んだところ見せて」
海地君はそう言って私の隣にしゃがんで覗き込んだ。