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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

忘れていた,忘れようとしていた官能の疼きがジリジリと再発する。

 何気ない行動でも,下着を履いていないということはどうしても意識してしまう。誰かが,履いていないことに気付くのではないか,そうなったらわたしを変態として罵るのではないか,そんな思いが頭から離れない。

 それに輪をかけて,公園で装着されたローター,そして塗り込まれた媚薬。ローターは動いていないから困りはしないが,媚薬は,慶吾が言ったように効き目は薄いが,弱火でじっくりと煮込むようにクリトリスをじわじわと発情させている。

(はあぁっ・・・ダメ・・・感じてしまう・・・。)

 春樹によると,吸引ローターは,クリトリスを覆う素材は特別製だそうだ。研究によって,粘膜と同じような感触が味わえるらしい。

 それが,スイッチと同時に,今までクリトリスから等距離で離れていた素材が,締まってクリトリスにぴったりと包み,そして微妙な振動を与えてくる。まるで,何十もの舌に同時にクリトリスを舐められているような感触に脳が悲鳴を上げる。

 その振動や動きもAIで最も感じやすいように的確に変化していくから堪らない。

(そんな動きされたら・・・・おかしくなっちゃう・・・・。)

 ヴヴィィイイイイインンンッッッ  ウィィンッウィィンッ
 クリトリスの周りをうねるように回転しながら微弱な振動が続く。

「そんなに感じた顔していたら周りに気付かれちゃうよ。」
 彼の声が耳を舐めるように入ってくる。はっとなって周りを見ると,みんなイルカに夢中だ。歓声で,ローターの音は,かすかにも聞こえない。安心するとともに,自分を苛んでいる一点に集中する。

(あぅうっ・・・きっ,きくぅーーーー。)

ガクガクッ

 淫豆の根元を縛り付けるように締め付けてきたら,耐えられなかった。軽く絶頂し,小刻みに痙攣してしまう。それを嘲笑うかのように振動がやや強くなる。

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