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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

『次が最後となります。飼育員が輪っかを持ちますので,その輪っかの中をミミとキキが見事に飛んでくぐっていきます。』

「可愛いよ,栞。感じる君がたまらなく好きだ。」

 彼の膝に顔を押しつけ,腕で顔を隠すわたしにそう囁く彼。

 そんな言葉に胸がきゅっんとなってしまうわたしは,救いようがない。友達なら何て言うだろう?馬鹿な女?変態?淫乱?

 でもどれも違う。純粋に彼を感じていたいだけだ。彼の声を,彼の行為を,彼のすべてを。彼に触れ,彼と感じ,彼だけを考えていたい。握っている彼の手を頬に当てる。愛おしくて仕方がない。


 愛にはいろいろな愛し方がある。それは,それこそ人の数だけ。

 全くSEXのない,精神だけの繋がりの愛もあれば,SEXが中心の愛もある。もちろん両方あってこそと言う人も多いだろう。露出,野外,SM,複数などというのもあるかもしれない。だが,どれも愛があってこそだろう。愛のない繋がりは,空しいだけだ。


 機械は止まらない。高性能と聞いてはいたが,これだけ多彩な動きと絶妙な強弱の刺激が続くと,また次の絶頂に向かって暴走する。

「あぁあんっ・・・あんんっ・・・・んんっ・・・はぁっ・・・・ひぃぐっ・・・。」

 必死になって彼にしがみつき,喘ぎ声を出すのを抑えようとするが,それも無駄な努力でしかない。

ウウイィィィーーーーーーーンンンッッッッ
「はぅぅうっ。」

 ついにクリトリスへの吸引が始まった。真空な状態でクリトリスを吸い上げていく。

(これすごい・・・なんなの・・・。)

「いぐぅ・・・。」
ガクガクガクッ

ウウイィィィーーーーーーーンンンッッッッ
「モウ・・・ダメ・・・ダメダッテ・・・。」

 顔の膝に伏して,譫言のように声にならない声で叫ぶ。クリトリスの吸引に合わせて,腰だけが不自然に上がる。

「い゙ぐぐぅ・・・。」
ガクガクガクガクガクッ

 今度は,低く奥底から絞ったような短い声が,はっきりと漏れ出た。もう声を抑えるのも限界だ。上がった腰が激しく上下に揺れ,フレアスカートが乱れてしまう。

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