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私淫らに堕ちます

第2章 脅迫

彼の信じられない言葉に,思考が止まってしまう。ありえない言葉に憤りを感じて,激情的に声を張り上げた。

「はっ?何を言ってるの?キスを無理矢理してきたのはあなたでしょうが。」

「そう怒らずに落ち着いてください。もし僕が犯罪行為をしたなら,教師として話をすべきでしょう。感情的になっていては,先生の話は相手に伝わらないですよ。近くの席は嫌でしょうから,そちらの席でも座ってください。」

あくまでも,彼は冷静だ。ニコッと微笑み,彼はテーブルの反対側の席を指して言った。


確かに彼の言う通りね。感情的になっていては教師失格だわ。まずは落ち着いて。彼にどんな理由があったのか,そして今後どうするかをしっかり話し合わないと。


 気を取り直し,警戒しながら彼の反対側に回って座った。その間中,彼は美しい微笑を浮かべている。

「では,先生。僕は,ここで先生にキスをされたと訴えます。僕は,まだ誕生日が来ていないので,17歳ですから淫行罪が適用されますね。それに教師が,学校で生徒にキスをしたとなると,スキャンダルですよ。マスコミも大騒ぎですね。」

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