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私淫らに堕ちます

第4章 ホテル①

「うん?今女の喘ぎ声が聞こえなかったか?」

「馬鹿。声が大きいわよ。すぐ前の…ほらっ,あのドアの開いた部屋。」

 女の声に男は納得したのか,急に静かになったが,どうやら立ち去った気配はない。矯声の聞こえた部屋を固唾を飲んで注視しているようだ。

 そんなことお構いなく,彼の絶技に翻弄され,抑えようにも抑えきれない声が溢れ出てしまう。

「あぁあんっ…んんっ…ふぅう‥あぁん…。」

ズブブッッッ

 彼の中指が,私の中に入ってきた。濡れ切った私のオマンコは,なんなく彼の指を飲み込んでしまう。バチバチって頭の中でショートし,彼の指を無意識に締め付ける。

「すごいね,栞。ぼくの指をこんなに締め付けて。ただの淫乱な女だ。」

「ちっ,違うの。」

「何が違うだよ。今もきゅっきゅっと締め付けてるくせに。こんなに濡らして言い訳のしようがないね。それに外で栞のいやらしい声が聞かれてるよ。」

「そっ,そんな…ああぁあん‥いいっっ…。」

「そんな酷いこと言わないで。」って言う私の言葉は,途中で中断してしまう。

 彼の指の動きが開始し,もう口をきく余裕がなくなったからだ。

 彼の指によって卑猥な声を奏でてしまう。指を上下に動かすたびに,ぬちょぬちょっと卑猥な音が響き,それがドアの外まで届いている。

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