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私淫らに堕ちます

第4章 ホテル①

「中の女すごい変態じゃねぇ。どんな女だよ。」

「本当に。きっとドアが開いているのもわざと聞かせてるのよ。とんだ淫乱女がいたものね。」

違う‥‥私は…インランじゃない…

ヌチュッ…クチュッ…グチュッ…ジュブッ…

 指の動きに合わせ,クリトリスに彼の舌が巻き付いた。そして,そして根元からぎゅっと締め付けてくる。

「ひぃいいいいいいいーーーー,きっ,きくっ―――――――。」

ビクンビクンッ

 髪を振り乱し,まるでわざと聞かせているとでもいうように,喜びの叫びを上げてしまった。

立っておられず,完全に体を彼に預ける形になる。かすんだ視界の先に彼が妖しい瞳を向けているのに気付いた。

 それも一瞬のことでさらなる大きな波に引きずられていく。

 ヌチュッ…クチュッ…グチュッ…ジュブッ…

「アァァンッ‥アンッッ…アァアンッ…イッた…もうイキました…。」

「大丈夫。栞はいい子だから,何度でもイケるよね。」

ゾクゾクッ
 理不尽な言葉が栞の奥底に眠っていた被虐心を揺さぶった。痺れるような彼の言葉に,次なる快感を呼び込もうとする自分に愕然とする。

どうして・・・こんなに興奮してしまうの・・・

 自分で自分が分からなくなる。

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