テキストサイズ

私淫らに堕ちます

第5章 ホテル②

「よく似合ってるよ。うれしそうな顔して。この姿を学校のみんなに見せてあげたいな。みんなどう思うかな。」

 彼の言葉が私の心をグサリと抉る。胸の奥が痛い。

生徒の前で裸にされ,あげくの果てに首輪までけられたこのハレンチな姿を見せられるわけがない。もし,見られでもしたら恥ずかしくて生きていけない。


「お願いだからそんなこと言わないで。」
そう言って,上目遣いで,彼に懇願するしかなかった。

「媚薬で発情しちゃったんだよね。悪いのはぼくなんだけど,媚薬だけのせいなのかな。本当はメス犬にされてうれしいんでしょう?」

「ちっ,違・・・・きゃぁー。」

発言を拒否するかのように,彼は,手にするリードを紐を軽く引っ張った,私の首が軽く締まり,前に動かされる拍子に小さな悲鳴が漏れた。

「メス犬は,余計なこといっちゃダメだよ。メス犬はメス犬らしく,ご主人様を喜ばさなきゃ。躾がなっていない犬はこれだから困るな。」

ゾクゾクゾクゾクゾク

 背筋に電流が走り,反射的に両手で自分で自分の体を抱きしめた。すでにもう人としての扱いではない。

 わたしをただのメス犬として見つめ,メス犬としての行動を期待されている。こんな背徳的な関係に,どうして体が震えるのだろうか。

わたしの前に仁王立ちして,冷たい眼差しで次の行動を促している。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ