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私淫らに堕ちます

第6章 デート①

昨日の明け方までSEXをして過ごし,彼女が絶頂で意識を失っているのを横目に部屋を出て別れた。そのまま,学校へ行き過ごしたが,化学の授業はなく,会うことはなかった。

授業は,ほとんど頭に入らなかった。頭の中を占めているのは先生のことばかり。先生のことを考えると,冷たかった自分の心が少しずつ癒やされていくのを感じる。

先生の愛くるしいまでの瞳。聡明で常に真剣な眼差しに,時折みせるいたずらっこのような目。

薄く形の整った唇がキリッと引き締まったときの意思の強さ。笑顔に見せる柔らかい唇。

美しい髪に,細いのに女らしさを維持したスタイルの良さ。聴いていて心地よく,そして楽しい気持にさせてくれる声。

そうどれも・・・・どれもそっくりだ。いや,うり二つと言っていい。


そう麗香さんと・・・・・・

シャワー室を出て,バスタオルで体を拭く。冷やしたはずの頭が,カァッーーと熱くなり,頭に浮かんだものを追いやるように,バスタオルで,荒々しく髪の毛を拭いた。それでもぬぐえないあの日のこと。

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