私淫らに堕ちます
第7章 デート②
ドクッドクッと鼓動が先生に聞こえてしまいそうだ。
ははははっ。やっぱりダメだな,ぼくは。あの頃から何にも成長していないや。
胸いっぱいで固まっている自分に苦笑してしまう。キスをしながら,頭を撫でる指が震えている。
キスを解き,じっと先生を見つめる。静かに,そして潤んだ瞳がぼくの目に映った。
ぼくのそばにいたときに,こんな姿の麗香さんは見たことがなかった。先生は麗香さんではない。先生を麗香さんとダブらせて接するのはあまりにも失礼だ。今の自分は,昔の自分とは違う。
心を静め,目の前の彼女だけを見つめる。
「綺麗だ。栞。」
頬を紅くする彼女に,もう一度唇を重ね,そして舌を忍ばせる。ゆっくり彼女を感じ,味わうように舌と舌が絡み合った。
「んっっ・・・・はぁっ・・・・んっ。」
触れる肌や舌から彼女の火照りが熱く伝わってくる。上気した瞳が,すでに熱っぽい。そうだ。あのときのぼくとは違う。すべてが汚され,綺麗で純粋なものが一欠片も残っていないほど薄汚れた存在。それがぼくだ。
そんなぼくが,先生に釣り合うのかといえば,釣り合わないとしか言えない。でも,しょうがないじゃないか。強烈に惹かれてしまうぼくは,何よりも先生をもとめてしまう。何よりも愛おしい。
「栞・・・。栞のことを愛している。」
再び彼女を引き寄せ,ぎゅっと抱き締めた。高ぶった感情に比例して,彼女を自分だけの,自分しか触れられない淫らな存在に変えたいという欲望が渦巻いてくる。
指の震えも,激しい動悸も自然とおさまり,妖しいオーラを醸し始めた。
ははははっ。やっぱりダメだな,ぼくは。あの頃から何にも成長していないや。
胸いっぱいで固まっている自分に苦笑してしまう。キスをしながら,頭を撫でる指が震えている。
キスを解き,じっと先生を見つめる。静かに,そして潤んだ瞳がぼくの目に映った。
ぼくのそばにいたときに,こんな姿の麗香さんは見たことがなかった。先生は麗香さんではない。先生を麗香さんとダブらせて接するのはあまりにも失礼だ。今の自分は,昔の自分とは違う。
心を静め,目の前の彼女だけを見つめる。
「綺麗だ。栞。」
頬を紅くする彼女に,もう一度唇を重ね,そして舌を忍ばせる。ゆっくり彼女を感じ,味わうように舌と舌が絡み合った。
「んっっ・・・・はぁっ・・・・んっ。」
触れる肌や舌から彼女の火照りが熱く伝わってくる。上気した瞳が,すでに熱っぽい。そうだ。あのときのぼくとは違う。すべてが汚され,綺麗で純粋なものが一欠片も残っていないほど薄汚れた存在。それがぼくだ。
そんなぼくが,先生に釣り合うのかといえば,釣り合わないとしか言えない。でも,しょうがないじゃないか。強烈に惹かれてしまうぼくは,何よりも先生をもとめてしまう。何よりも愛おしい。
「栞・・・。栞のことを愛している。」
再び彼女を引き寄せ,ぎゅっと抱き締めた。高ぶった感情に比例して,彼女を自分だけの,自分しか触れられない淫らな存在に変えたいという欲望が渦巻いてくる。
指の震えも,激しい動悸も自然とおさまり,妖しいオーラを醸し始めた。