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私淫らに堕ちます

第7章 デート②

彼の指がクリトリスを挟んだまま,上下に動き始めた。

 シュッシュッシュッシュッシュッシュッ

「そこ・・・・そこ・・・・ダメになる・・・ひぃいいーーーーー。」

 考えられるだろうか。
 
 昼下がりの公園で,年若い女性が,下半身を晒し,男性にクリトリスを扱かれるという光景を。

 異常だという認識はある。
 このまま誰かに見られたらという思いもある。

 でもこの得も言えぬクラクラするほどの快楽を。
 経験したことのない魂をも痺れさす非日常を。

 これに抗うことはとてもではないができなかった。いや,逆に至高の喜びとして積極的に受け入れた。

 シュッシュッシュッシュッシュッシュッ

「ひぃぎぃい・・・いくっ,いくぅうーー。」

 ビュッビュッ
 今度の絶頂で,潮を吹いてしまったようだ。

 だが,クリトリスの火照りは治まりそうにない。より激しく,より強く性の刺激を欲している。それが分かっているように彼も一切手を緩めない。腰を浮かして,前にぐっと突き出す。


(イッたのに・・・全然治まらない・・・。あぁーーー熱いーーークリが熱くてたまらない・・・。)

 シュッシュッシュッシュッシュッシュッ

 クリトリスが扱かれて,扱かれて扱かれ続ける。より充血し,より大きく姿を変えていく。

 これだけ嬲られても,クリトリスは自分こそが身体の中心だとますます暴走していった。

(くるっ・・・大きいのがくる・・・そこっ・・・・)

「もっと・・・・もっと強く扱いて・・・もっと,もっと・・・。」

 近くを人が歩いていたら,確実にこの卑猥な言葉は耳に届いているだろう。口にするのも憚れるような言葉を,無我夢中で叫んだ。

「また・・・またいくっ・・・・大きいのがくる・・・もうだめーーー。」

 シュッシュッシュッシュッシュッシュッ

「いっ・・・・・いっ,いくぅうううーーーーーーーーー。」

 その瞬間わたしの身体は収縮し,弾かれたように仰け反った。ガクガクガクと激しい痙攣が起こる。

 そして,下半身をはだけ,両足をひらいたまま静かになった。

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