分け合う体温
第2章 隠れてキス
「本当に?」
うんと私は頷いた。
「でも、ダメだって。私達は愛し合っちゃいけないって、心に蓋をしていたの。」
今度は、私の方が涙を流した。
「でも、もういい。理人の気持ちが、痛い程分かるから。もう、理人を拒まない。」
「由乃!」
やっと理人の顔に、笑顔が戻った。
「待ってて。今、カバン取ってくるから。一緒に帰ろう。」
「うん。」
私は、急いでゴミを捨てると、教室に走って行った。
理人が好き。
もう、この気持ちに気づいてしまった。
いけない恋愛でも、私と理人は、同じくらいの気持ちで、お互いを好きでいる。
いいんだ。
今は、この気持ちに真っすぐになっても。
カバンを取って、理人の待つ裏口に、私は急いだ。
理人は、笑顔で小さく、手を振ってくれた。
うんと私は頷いた。
「でも、ダメだって。私達は愛し合っちゃいけないって、心に蓋をしていたの。」
今度は、私の方が涙を流した。
「でも、もういい。理人の気持ちが、痛い程分かるから。もう、理人を拒まない。」
「由乃!」
やっと理人の顔に、笑顔が戻った。
「待ってて。今、カバン取ってくるから。一緒に帰ろう。」
「うん。」
私は、急いでゴミを捨てると、教室に走って行った。
理人が好き。
もう、この気持ちに気づいてしまった。
いけない恋愛でも、私と理人は、同じくらいの気持ちで、お互いを好きでいる。
いいんだ。
今は、この気持ちに真っすぐになっても。
カバンを取って、理人の待つ裏口に、私は急いだ。
理人は、笑顔で小さく、手を振ってくれた。