分け合う体温
第2章 隠れてキス
まるで、本当の恋人同士みたいだ。
帰っている途中、私達は何も話さずに、無言で歩いた。
何も話さなくても、私と理人の思う事は、一緒だったと思うから。
「あら、内田さんところの。」
体がビクッとした。
「こんにちは。」
理人が挨拶した相手は、ご近所さんだった。
「相変わらず、仲のいい姉弟《キョウダイ》ね。」
「えっ……」
仲のいい……
そんな風に見えるの?
私の心臓は、ドキドキと速くなった。
「そうですか?」
私は理人の方を見た。
「歳が近いからですかね。」
「ははは。そうかも。」
理人が上手く交わしてくれたおかげで、ご近所さんは笑いながら、行ってしまった。
その時、そっと理人が、手を握ってくれた。
「大丈夫だよ。バレてない。」
私は、はぁーっと息を吐いた。
帰っている途中、私達は何も話さずに、無言で歩いた。
何も話さなくても、私と理人の思う事は、一緒だったと思うから。
「あら、内田さんところの。」
体がビクッとした。
「こんにちは。」
理人が挨拶した相手は、ご近所さんだった。
「相変わらず、仲のいい姉弟《キョウダイ》ね。」
「えっ……」
仲のいい……
そんな風に見えるの?
私の心臓は、ドキドキと速くなった。
「そうですか?」
私は理人の方を見た。
「歳が近いからですかね。」
「ははは。そうかも。」
理人が上手く交わしてくれたおかげで、ご近所さんは笑いながら、行ってしまった。
その時、そっと理人が、手を握ってくれた。
「大丈夫だよ。バレてない。」
私は、はぁーっと息を吐いた。