イラクサの棘
第17章 暁ニナニヲオモウ
羞恥の言葉を口にして
頬は朱に染まりだすのに、
起き抜けの潤の指先が
ゆっくりと俺の腰を撫でるように這わせて
うごきまわる。
やがて下腹部の中心部分にたどり着くと
下着の上から
迫り出しそうな俺の分身の形を辿っていく。
「…すごい…翔さんの、大っきい…」
「バーカ、まだちゃんと良い子で
下着の中に収まってるだろ?
暴れたらもっとすげえぞ!」
「…ふふっ…あんっ…それ、やぁっ」
湿った下着越し
潤の膨らみをピンっと弾いてやる。
朝焼けに空が白んできていたのを
確認しながら、昨夜以上に丁寧に
ゆっくり時間をかけて
潤へのリハビリをはじめてやる。
但し、あくまでも唇と指先と掌だけで。
全身を隈なく触れてやりながら
どこをどんな風に、どういう風に触ると
潤がどんな反応をみせるのか、俺自身の手で
この目で確認してやる。
今朝のリハビリの成果を敢えて
あげるとするなら
潤の抜群の感度の良さと、胸の突起
乳首までも開発済みだという事を知れた。
真っ白な胸に咲く
真っ赤な突起を突き出すように
瞼をキュッと閉じて
愛撫を待ち侘びて震える様は
雄として、男として
征服して自分だけの印を刻み付けたくなる。