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イラクサの棘

第22章 どこ



潤、今おまえはどこにいる?
潤、具合は大丈夫なのか?

熱を出しやすい体質で
季節の変わり目なんかには
体調管理に気をつけてても、高熱出して
寝込んだりすることが多かった。



携帯を鳴らしてみても
やっぱり潤には繋がらない。

「智兄、そろそろお酒やめとかないと。
飲み過ぎだよ?」




「うるへぇーー
くそぉーー
なんれぇぇえ
つながんねぇーんんらぁぁぁぁ」

ビールにワイン、日本酒に焼酎
様々なアルコールが体内で混ざり合って
心地良さを増幅させてゆく。
心配そうに見つめる雅紀の顔が揺れ動いて
その面影が徐々に潤にと重なってきそうになる。


「智兄?
誰と繋がらないの??」

「じゅんらぁぁ
じゅーーーーんンンンン」


潤、おまえに会えたら
おもいっきり抱きしめてやりたい。 
 
熱を出したときの潤は
いつもより、気弱で、甘えたになって
庇護欲に駆られるんだ。
熱出してるクセに
やたらと色気を垂れ流しちまうから
つい、寝込んでる潤を襲っちまって
下がりかけた熱をまた上げちまうことも
あったりしたことも。

その時一度、尻から座薬をいれてやったんだ。


嫌がる潤の身体を無理矢理に抑え込んで
俺の指で薬を注入してやる様は
ひどくエロティックで
括約筋で薬を押し出そうする秘孔に
唾液で解すように指を抜き差ししてから 
座薬をあてがって指で奥までグイッと
押し込んでやると
感度の良い潤の肉体は、それだけで
空イキしやがった。



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