イラクサの棘
第29章 こことは違う場所
智side
「それにしてもなんでだ?
なんで晶、おまえ輪投げなんてしたんだ?」
「さっきおねーちゃんとしたのぉ
でもねーおにーちゃんのほうがわなげ
へたっぴだったのー」
「なんじゃそら?
そっか、助けくれたカップルが遊んで
くれたんだな。
まあ、いい人に助けてもらったな。
また輪投げすんのかぁ?」
「うん、こんどはとおちゃんとするのぉー」
雅紀が友人への土産に地酒を探してる間
俺は晶をつれてぶらぶらしてた。
午後からも漁港に人がやってくるみたいで
朝イチって言っても一日中やるみたいだ。
賑わってる露店を横目で見ながら
輪投げ屋の前で晶が立ち止まった。
自慢じゃねえけど
こういった事は得意なんだ。
的当てとかも外したことはねえし。
狙いを定めて輪を放り投げると
狙い通りの商品に引っかかってくれた。
「わぁ!とおちゃん、すごーいねえ」
景品を受け取った晶を抱き上げて、
アイスの売ってる店を探してると雅紀が
俺らを見つけて駆け寄ってくる。
「あ、いたいた。お待たせ。
いいお酒見つけたよぉ。
はい、これ。
姉ちゃんにも買ったから智兄2人で呑んでね。」
「それにしてもなんでだ?
なんで晶、おまえ輪投げなんてしたんだ?」
「さっきおねーちゃんとしたのぉ
でもねーおにーちゃんのほうがわなげ
へたっぴだったのー」
「なんじゃそら?
そっか、助けくれたカップルが遊んで
くれたんだな。
まあ、いい人に助けてもらったな。
また輪投げすんのかぁ?」
「うん、こんどはとおちゃんとするのぉー」
雅紀が友人への土産に地酒を探してる間
俺は晶をつれてぶらぶらしてた。
午後からも漁港に人がやってくるみたいで
朝イチって言っても一日中やるみたいだ。
賑わってる露店を横目で見ながら
輪投げ屋の前で晶が立ち止まった。
自慢じゃねえけど
こういった事は得意なんだ。
的当てとかも外したことはねえし。
狙いを定めて輪を放り投げると
狙い通りの商品に引っかかってくれた。
「わぁ!とおちゃん、すごーいねえ」
景品を受け取った晶を抱き上げて、
アイスの売ってる店を探してると雅紀が
俺らを見つけて駆け寄ってくる。
「あ、いたいた。お待たせ。
いいお酒見つけたよぉ。
はい、これ。
姉ちゃんにも買ったから智兄2人で呑んでね。」