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イラクサの棘

第30章 イトナミ

潤side



「…んん…ぁあ…んぁっ…ふぁっ…」

全身隈なく唇と舌で触れられてる。
恥ずかしさで身を捩らせると
捩らせた身体の箇所にも唇で辿られるから
翔さんの唇から逃げることができない。


「ぁ、あう…翔っ…はぁぁん…」

仰向けに寝かされて足首を持たれて
踝から、足の甲、足の指の一本まで
キスを落とされている。


「潤の全身を俺の中にインプットして
いかないとな。爪の形もぜんぶだよ。」

「やっ、汚い…ひやぁ!」

「さっき風呂場で洗っただろ?
アソコもココも、ココらへんも
たっぷり泡立ててキレイにしたよな。
潤、おまえに汚いとこなんてねぇよ。
すっげえキレイだ…」


焦ったくて腰が勝手に揺れだしてしまう
風呂場では泡立てたソープの泡を
手のひらで撫でるように包み込まれて
全身余すところなく優しい手つきで洗ってくれた。


キスから耳許、首から鎖骨を経て
乳首は甘噛みされ、両方を代わる代わる
腫れ上がるくらい吸い付かれて舐めらて
もう、許してと懇願してしまった。

ニヤリと笑う翔さんの唇が
脇腹から、くすぐる様に臍を辿り
ようやく触れてもらえると思っていたのに
意地悪く中心部分を避けるように
足の指先に行ってしまう。



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