イラクサの棘
第35章 朝のヒカリ
男同士で愛し合う時、受け身側の
肉体の負担とかなりの苦痛は
いつしか慣れて快楽へと結びつくことに
繋がるけど、
セックスの前にかかる下準備
いとなみが終わった後の処理と処置。
面倒くさいことだと分かってるから
目覚めた時の肉体の不快感、違和感の皆無に
翔さんの俺への気遣いと優しさを
あらためて知ったんだ。
交差していた腕の力が抜けて
両の手のひらが俺の脇腹を辿って
翔さんの指が腰骨付近でさまよう。
空っぽでもう一滴だってでないくらい
吐き出してた筈なのに
翔さんに背後から抱きしめられて
下腹部の中心がゆるく勃ちはじめてくる。
すべるような手つきでゆったりと
お尻を揉みしだかれる。
翔さんに暴かれて
全てを晒してたっぷり愛された場所
激しく貫かれて奥深くまで受け入れて
溢れるくらい翔さんの情熱を注がれた後孔。
「潤、もっとよく見えるように
押し広げとけよ。
昨日激しくしたから、傷ついてないか
今から俺が診てやるからな。」
「やっ、やだぁ…ひろげなあ…ぁぁぁぁ」