イラクサの棘
第38章 水平線の彼方
「潤のもすげえな、先っぽから
ヌルヌルなスケベ汁が溢れて止まんねぇ。」
「やぁ…ぁ、言わないで…んんっ」
「見せてくれよ、何処にナニが欲しいの?」
「あっ…あ…しょぉ…んふっあん」
翔さんの言葉で耳からも犯されてる。
だって昨日の夜も、今朝も
翔がたっぷり舐めて唇でとろけるように
ほぐしてくれてた。
俺の中は翔のカタチや質量だって
覚えてしまうほど激しく貫かれて
翔の熱い滾りを中に出ししてもらったんだ。
俺の肉体は翔のモノだって
刻み付けられたと思ってたのに…
「なんで…翔、いじわる…ぐすっ」
「泣くなよ、潤はどれがいいんだ?」
「どれ…って?」
「オオカミ?赤ずきん?くじら?どれがいい?」
オオカミは赤ずきんを襲う
はやく優しいオオカミに食べてもらいたくて
でも、赤ずきんなのに
翔さんのモノを奥深く埋め込んで丸呑みしたい
くじらは…おもいっきり潮を吹くんだ
どれかなんて選べないよ
俺は欲張りなんだ
前も後ろも、
どこもかしこも翔さんに愛されたい。
「ぜんぶ…っだって俺、欲張りだから
ぜんぶがいい…
ふ……ぁ…翔…はやく…襲って
お尻の…奥まで…きて…ぁぁあっ!」
「潤かわいいな
発情期のメスオオカミみたいだぜ。
かわいいお尻突き出して
ちゃんとおねだりできたな。」
「翔…前も後ろも…俺のこと愛して…」
「潤、たっぷりイかせてやるからな。」
シーツの波間が織りなす大海原で
翔さんの舌にたっぷり舐め上げられて
俺は盛大に潮を噴き上げた。
乳首も存分に可愛がってくれて
誕生日にはお揃いのピアスを購入する約束まで。
翔さんは臍へ、俺は乳首に。
永遠のきらめきが楽しみで仕方ない。