イラクサの棘
第38章 水平線の彼方
「ウソだよ、誰もなんも見てねーよ。
だから安心しろ
今度は後ろからな、潤、入れるぞ」
「やっ、ベッドに…ぁん、だめだよ
翔、やだっちゃんとベッドで…はぁ、あんぁ…」
目の前の水平線に浮かぶ船がちっとも
動いていないように見える。
だけど、そんな事考える余裕もなく
窓ガラスに両手をついて
立ったまま翔さんに背後から挿入されて
奥の奥まで深く抉られてる。
「ああ、潤っサイコーだぜ。
おまえの中で、善過ぎて… たまんねぇ
ヤバっまた、搾り取られそう…」
「翔…俺もまた…イイっ…
乳首も…翔…ぁ痛っ…ああ…翔好きっ」
「潤、俺もおまえが好きだよ。
おまえの気持ちよくなれる孔はぜんぶ
俺のものだからな。
かわいい乳首も他のヤツには絶対に
触れさせねえからな。」
「ああ、翔っ翔…ひぃ…ダメっ
あんっ…奥だめぇ…
また…でちゃ…くじらに…ぃやぁああっ!」
せっかく乾いた窓ガラスなのに
また俺の体液を噴き上げて濡らしてしまった。
翔さんの指で尿道の残液までだしきるように
ゆっくりと最後の一滴まで絞り出される。
「たっぷり潮吹きできたな。
ふぅ…にしても、おまえの締め付け具合は
マジでたまんねえ…
潤っ俺もそろそろ中に出すぞ。」
「翔…やぁ、だめ…っ待って。
あのね…今度は…口で…いい?」
翔さんの足元に跪いて強請ってみると
驚いた顔したけど、すぐに微笑んでくれた。
大好きな人が自分の唇と舌での愛撫で
気持ち良くなってくれて
吐き出す欲望をすべて受け止められる
あの瞬間が…堪らなく好きなんだ。