イラクサの棘
第41章 再会
「やっぱりコンタクトってよく
見えるんだ、なんか別世界みたい。」
「あんまりよそ見してて躓くなよ。」
「うん、大丈夫っ……うわっ」
つんのめるように体勢を崩す潤を
抱き止めてやりながら
胸元のきらめく輝きの事を伝えた。
「ほら、気をつけなきゃ。
潤、それ、よく似合ってるぜ。」
「ほんと?ありがとう。
翔さんのフェデリングもとってもステキだよ。
サイズ修正が終わったら
俺もはめて嵌めてみたいな。」
「ああきっと潤の指にも似合うだろうな。
俺も、潤にはやく嵌めてやりたいよ。
ついでにイヤリングはピアスに
作り変えような。
潤はピアスは何処に付けたい?
耳?胸?臍?それともアソコがいいか?」
「バカっ!こんなところで何言って!」
「おーい。潤、おまえ
なに勘違いしてんだ?
俺は、鼻とか舌ピアスのつもりでアソコって
言ったんだぜ?
潤はナニのドコ想像して真っ赤になったんだ?」
「……言い方…まぎらわしいんだもん
もうっ翔さんのバカっ!」
ってな会話を耳元でコソコソ話しながら
足取り軽く歩く2人だった。