イラクサの棘
第41章 再会
翔side
「そうだね、…でもすごい偶然だね。
ネットで探したオススメのお店が
個展の近くにあって
そこで働いてたのが、あの時漁港で
出会った相葉くんで
その相葉くんが…智の義理の弟だなんて…
晶くんって智の子供だったんだ。」
相葉くんからの義理の兄弟の関係を
つげられた潤の表情はあからさまに
怪訝そうな顔つきに変わってた。
更に深く思考を巡らせようとする潤に
あえてライトな方向へ話題に切り替えてやる。
「そうだな、偶然って驚きだよな。
けど、おかげで潤は
最高に美味いカニクリームコロッケに
出逢えたし、俺は潤の大好物がわかったしな。」
「もうっ…
うん、でも、そうだね
前向きで翔さんらしくていいね。」
「おっ、美味そうだな。
潤のガトーショコラッ!」
「どうぞ、ほら口空けてアーンっ」
「ん、んん、うんめぇ!!」
「じゃあ俺は翔さんのアフォガードが
食べたいな。
あーーん?
ん?なに、どしたの?」
目の前で艶めく唇を大きく開けてみせる。
まるで雛鳥が無邪気にエサを待ち侘びるように
口を開ける仕草なのに
口腔内から真っ赤な舌先をのぞかせる
仕草がやけにエロい。
「潤、おまえのその口元エロ過ぎだわ。
ヤバい…ここで勃っちまいそう」
「もうっ、バカ!!
それは…ホテルの部屋へ戻ってからにしてよ。
ちゃんと我慢しててよ。
いい子にしてたら、
夜にうんとご褒美だから、ね?」
「くぅぅぅ、この小悪魔めっ!」
体勢を沈めた潤の足がつうっと伸びてきて
つま先で太ももを上下に摩る。
ゆっくりと閉じてゆく右目、長い睫毛が
瞼の縁に並び、愛らしいウィンク。
「そうだね、…でもすごい偶然だね。
ネットで探したオススメのお店が
個展の近くにあって
そこで働いてたのが、あの時漁港で
出会った相葉くんで
その相葉くんが…智の義理の弟だなんて…
晶くんって智の子供だったんだ。」
相葉くんからの義理の兄弟の関係を
つげられた潤の表情はあからさまに
怪訝そうな顔つきに変わってた。
更に深く思考を巡らせようとする潤に
あえてライトな方向へ話題に切り替えてやる。
「そうだな、偶然って驚きだよな。
けど、おかげで潤は
最高に美味いカニクリームコロッケに
出逢えたし、俺は潤の大好物がわかったしな。」
「もうっ…
うん、でも、そうだね
前向きで翔さんらしくていいね。」
「おっ、美味そうだな。
潤のガトーショコラッ!」
「どうぞ、ほら口空けてアーンっ」
「ん、んん、うんめぇ!!」
「じゃあ俺は翔さんのアフォガードが
食べたいな。
あーーん?
ん?なに、どしたの?」
目の前で艶めく唇を大きく開けてみせる。
まるで雛鳥が無邪気にエサを待ち侘びるように
口を開ける仕草なのに
口腔内から真っ赤な舌先をのぞかせる
仕草がやけにエロい。
「潤、おまえのその口元エロ過ぎだわ。
ヤバい…ここで勃っちまいそう」
「もうっ、バカ!!
それは…ホテルの部屋へ戻ってからにしてよ。
ちゃんと我慢しててよ。
いい子にしてたら、
夜にうんとご褒美だから、ね?」
「くぅぅぅ、この小悪魔めっ!」
体勢を沈めた潤の足がつうっと伸びてきて
つま先で太ももを上下に摩る。
ゆっくりと閉じてゆく右目、長い睫毛が
瞼の縁に並び、愛らしいウィンク。