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熱情~身体が覚えている恋~

第1章 運命

すると前から一人の女の子が走ってきた。

「三輪!おはよう。」

「おはよう、亀ちゃん。」

どうやら、純也の女友達らしい。

共学らしい一面だ。

「この子が、雪音ちゃん?」

「そう。」

亀ちゃんと呼ばれたその人は、私に右手を差し出した。

「私は亀井りりあ。宜しくね、雪音ちゃん。」

「宜しく。」

私はりりあちゃんと、握手をした。

「さてと、クラス替え。どうだった?」

「三輪は、別なクラス。私達は同じ2組だったよ。」

「同じクラス……」

転校してきたばかりだから、友達が出来るか心配したけど、これなら安心だ。

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