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熱情~身体が覚えている恋~

第1章 運命

「俺も雪音と同じクラスになりたかったな。」

純也の言葉に、ドキッとする。

「さては、三輪。雪音ちゃんの事、好きだな。」

「わわわ!そんな事あるかよ!」

「いいや、あるね。好きなのに、幼馴染みに甘んじてるタイプ。」

そう言われて純也は、私の事をちらっと見た。

「えっ……」

「きゃははは!雪音ちゃんは、三輪の事、ただの幼馴染みにしか、思ってないみたい。」

「うるせえよ、亀。」

男の子と女の子が仲良くしているのを見ると、羨ましいと思う。

前の学校は、女子高だったから。

「雪音ちゃん、教室に行こう。」

「うん。」

早速できた友達と一緒に、私は教室に入った。

すると教室中が、ざわっとした。

「あいつ、確か高島じゃないか?」

「本当だ。高島雪音だ。」

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