トライアングルパートナー
第16章 今田純子の不安
萬平総務部長の前に立つ純子はにっこり笑顔を向けて軽やかに、たおやかに、笑顔を持って萬平部長に言った。
「どうかお任せください。諸先輩の部長と住民の方々の期待に添えますよう、これまで以上に、しっかり、着実、誠実に、全身全霊、全力で対応させていただきます」
話す純子の語尾は後半に従って自信がみなぎった。彼女は着々と救世主となって高みにいく自分を自ら称賛するようだ。すでに、経済界のドンになると約束されている小山内グループの承継者・小山内慶子は彼女にとって、秘密の関係となった。純子の愛してやまない夫まで慶子にささげたのだから、もはや、親友と言ってもいいだろう。能力のある純子に慶子という大きな後ろ盾が付いた。純子の権力は盤石になりつつあった。
純子は危機管理対策室長に就任すると、2年後、12階建ての庁舎のすぐ隣に同規模の危機管理センターを建設し、完成した危機管理センターの責任者となる計画を進めた。これで、ひとたび、災害が起きれば、政府から緊急事態宣言が発令され、k区は法令に基づき、今田純子の支配下になる。萬平部長が自らの保身のために取った行動が、K区だけでなく、東京都、日本全土を純子の支配下に導くことになろうとは考えが全く及ばなかった。
*
萬平部長と純子が会話しているところを天界のエロスの神・エロMエッサイ無が見ていた。
「まじーいなぁー どんどん、おいらの影が薄くなりそうだなぁー 慎之介ちゃん、ゲーム店を開いてから、報告がないけど、どうなってるのぉー? 9ピッドになりたくないなら、もう、この際、人間になっちゃうぅー?」
「どうかお任せください。諸先輩の部長と住民の方々の期待に添えますよう、これまで以上に、しっかり、着実、誠実に、全身全霊、全力で対応させていただきます」
話す純子の語尾は後半に従って自信がみなぎった。彼女は着々と救世主となって高みにいく自分を自ら称賛するようだ。すでに、経済界のドンになると約束されている小山内グループの承継者・小山内慶子は彼女にとって、秘密の関係となった。純子の愛してやまない夫まで慶子にささげたのだから、もはや、親友と言ってもいいだろう。能力のある純子に慶子という大きな後ろ盾が付いた。純子の権力は盤石になりつつあった。
純子は危機管理対策室長に就任すると、2年後、12階建ての庁舎のすぐ隣に同規模の危機管理センターを建設し、完成した危機管理センターの責任者となる計画を進めた。これで、ひとたび、災害が起きれば、政府から緊急事態宣言が発令され、k区は法令に基づき、今田純子の支配下になる。萬平部長が自らの保身のために取った行動が、K区だけでなく、東京都、日本全土を純子の支配下に導くことになろうとは考えが全く及ばなかった。
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萬平部長と純子が会話しているところを天界のエロスの神・エロMエッサイ無が見ていた。
「まじーいなぁー どんどん、おいらの影が薄くなりそうだなぁー 慎之介ちゃん、ゲーム店を開いてから、報告がないけど、どうなってるのぉー? 9ピッドになりたくないなら、もう、この際、人間になっちゃうぅー?」