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第1章 0

私の身体を労った、ゆっくりと腰を動かしながら、頭を時折撫でてくれる彼。

激しくしたいのを我慢している彼を見るのはある意味少し辛くて。

精一杯の甘い声で私は彼に囁く。

「もう、大丈夫ですから……、好きなように動いてくださいっ……」

彼は心配そうな顔をしながらも、我慢が効かなくなってきているのだろう。

私の片足を掴んで上げると奥まで突いてくる。

抽挿の度に破瓜の淡い血色が見えて、卒業できたことを実感した。

中の異物感がすごいとおませな友人に聞いたことはあるが、奥を突かれる度に、甘い快感が脳内を支配した。

彼は女の子のような甘い吐息を漏らしながら快楽に忠順となり、激しく突かれる。

「あ、あっ、す、すごい、こ、これ、これぇ」

しがみつきたいのに、彼は遠くにいて。

思わず手を伸ばすと、そのまま強く捕まれる。

恋人繋ぎのように手を絡ませた。

「ももちゃんっ、初めてなのにっ、そんな顔してイケナイ子だ……っ」

快楽に負け、蕩けるような顔をしていた私を彼は咎めるように、奥をグニグニと激しく突き回す。

私は、甘い吐息を吐く余裕もない。

「おっ、んぉっ、ご、ごめんなさい。ゆ、許してぇぇっ、んん、んぁぁ」

「だ、ダメっ、許さないっ、お仕置」

彼は1度引き抜くと私を後ろ向きにさせて、今度は後ろから挿入した。

四つん這いになり、足を少し開くと彼はそのままの状態で侵入してくる。

「うしろっ、んんっ、おくまで、当たるぅっ」

後背位で挿入されるとき、感覚的に甘いよりと鋭い快楽を叩きつけられる。

彼は私のお尻を掴むとそのまま、乱暴なくらい激しく抜き差しした。

あまりの激しさに甘い声なんて出せなくて。

獣みたいな声しか出なくなる。

本気で感じる時の声は可愛くもないし綺麗でもないことを悟った。

彼も限界が近くなってきたらしく、動物のように私の奥を掻き回しながら、うつらうつらした声で、出そう……と何度か呟いていた。

軽いアクメを迎えさせられながら、彼の指がクリに回る。

ころころと挿入をしながら、指でクリを転がして。

クリの快感だけで飛びそうになる私。彼は私が感じる度に顔を歪ませる。

「く、クリぃ、ダメぇ……」

そう叫ぶのに彼は、ダメじゃない、僕の好きなところだから弄りたいと言われてしまう。

子供の小指くらいに勃起してるんじゃないかと思うほどだ。

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