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第1章 0

蜜部からは愛液が滴り落ち、突かれるたびにグチュグチュと淫猥な音を出す。

掻き回される快楽に私の頭は何も考えられなくなり、ただ、ただ、打ち込まれる快楽を享受し、満たされることによる充足感を味わう。

彼は、私の腰を抑えながら時折、子宮まで届かせるように乱暴に掻き回す。

「ももちゃんっ、ももちゃんっ!んっ」

名前を呼ばれながら、私は彼の顔を見たいと思ってしまう。

普段、温和で優しい彼の顔が快楽でどれほど歪んでしまうのか。

彼の歪んだ顔を見ながら果てたいと願う私。

ギリギリの意識で思わず叫んでしまう。

「かお、顔みたいです、んっ、ぼんさん、ぼんさんっ」

私の声が聞こえたのか彼は一度引き抜いて、私を振り向かせるとそのまま押し倒した。

首筋に舌を這わせながら、そのまま一気に膣口にあてがい、挿入される。

彼は、顔や頭から汗をかきながら私の中を犯し尽くすように乱暴に掻き回す。

頬が紅潮し、目は快楽を貪るように閉じていて。時折、口を半開きにしてるせいか赤い舌がちらりと見える。

その彼の表情は実に淫靡で、私の心は奪われてしまう。

その顔が好き。快楽を貪り、動物のように求めるその顔が。

「ぼんさんっ、ぼんさんっ! すきぃっ んんっ、んぁ」

彼の首に手を回し、耳元で囁く。彼は無言で私の背中に手を回して、何度も何度もかき回し突く。

「ももちゃん、でるっ。中に出すっ!あ、あ」

ゴム越しに伝わる彼の限界に私は何度も頷く。狂わせられて、もうその快楽だけを欲しそうになる。

「出してっ、ぼんさん、中にくださいっ……」

私の足を彼の腰に絡める。彼は甘く叫びながら奥に叩きつけるように何度か突くと、最後に大きく中を掻き回す。

掻き回した直後、射精したのか突く動きが止まり、息を荒げながら私に抱きついてきた。

「ももちゃん……ほんとにもらっちゃったね」

快楽に疲れた彼が少し低めの声で囁いた。こくり、あげちゃいました、と呟く私。

まだ、抜きたくないのか彼は小さくなっても中に留まり続けて。

「抜きたくないなぁ……」

そう呟きながら彼は私の頬に舌を這わせる。キスというよりも、舌でなぶられる。

「んっ……」

「ももちゃんの中、蕩けるくらいにやばかった。簡単にイキたくないって思うくらい」

彼は名残惜しそうにぬぷり、と音を立て引き抜く。しばらく2人で抱きしめあった。

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