無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

甘い快感に目を閉じて、泣きそうになるくらいに腰を押し付けた。

陰核に指が当たる度に声が止まらない。

先のことなんて考えたくなくて。

今の快楽のことしか考えたくなかった。

「ももちゃん、可愛いよ、大好き、ももちゃん」

甘く名前を呼ばれ愛を囁かれる。その場限りの言葉でも良くて。

抱き合いながら膣への挿入が欲しくなり、オネダリする。処女を貫通されたばかりなのに、淫乱と蔑まれても良かった。

「つけないで……ください」

ゴムに手を伸ばそうとする彼の手を止める私。避妊なんて要らない。生で欲しい、お願い、全部充たして。

「だ、ダメだよ？つけないと」

優しい声が戸惑いに変わるのを気にせず欲望を吐き出したくて。いいの、お願い……。泣きそうな声で懇願する私を、彼は何か察したのか、

「きょ、今日だけ、だからね？ 」

勃っているそれをゆるゆると濡れそぼる腟内を貫いた。痛みよりも快感を覚えて、彼の背中に手を伸ばす。

「ぼんさん♡♡ んぉ♡♡ すき♡♡すきぃ♡♡」

挿入されただけなのに頭の中が靄がかかったように甘く痺れて。

避妊具がないだけで伝わり方がこんなに違うのを感じてしまう。

それは彼も同じようで、腰つきが余裕のないものに変わるのは時間がかからなかった。

子宮口を擽るように何度も何度も抽挿を繰り返す。怖くなるくらいの快楽を与えられる。

「これ♡ほんとにだめだ♡♡ももちゃん、ももちゃんっ♡♡」

生腟内の感触で蕩けそうになっているのだろう。彼の表情が切なそうで。

「そんな♡締め付けるのダメ♡♡んんぁ♡♡」

凡さんの口の端からこぼれるヨダレ。ゆっくりと押し付けられる腰。脳内が、孕みたい、と渇望しているのを感じた。

悪魔の囁きのように彼の耳元に唇を寄せる。

「出して……♡」

ゾクリ、彼の肩が震えて、私の目を見つめた。同人誌だと私は多分理性を失って目が♡になっているただの牝犬だろう。

「な、中に……欲しいの？」

聞いたこともないような低い声。怒りでも驚きでもない、ただ、孕ましたいという雄としての言葉に私は何度も頷いた。

「ぼんさんの……せいえき……ほしい……」

誘うように、甘えるように。征服されたい欲求に抗えない。知能が低下したように、子供みたいな口調に彼は叱ることも無く、宥めることもなく。


「病院……あとで連れてくから……」