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第1章 0

彼の優しい言葉に私は笑みをこぼしてしまう。彼はそんな顔を見て安堵したように微笑んだ。

「ももちゃんは、僕が、してって言った時は本当にしてたの?」

私の肩を撫でながら彼に聞かれたこと。思わず頬を赤く染めてしまう。

まだ、地方にいた頃、悶々としていた私は親のいない実家で彼にとあるオネダリをしていた。

それが、テレホン・セックス。

彼も自慰をしながら、私はその声を聞きながら何度も何度も果てていた。

彼に名前を呼ばれるだけで必要とされている気がして。

クリを指で転がしながら、彼に触られる妄想をしながら、彼の声を聴きながら快楽に溺れる。

俯いて頷く私に彼は頬を緩めると、からかうような声音で私に言ってきた。

「ももちゃん、今ここでしてみてよ? 」

軽い提案口調、でも、私はもう溜まっていて。腰をゆるゆると動かしながら、スカートをたくし上げ彼に見せつけるように膝を立てていわゆる、M字格好をした。

じんわりと期待で濡れた下着の上からクリをくにくにとこする。

彼は熱い視線を向けながら、下着越しで蠢く指をじっと見つめていた。

中指で転がしながら、彼の熱い視線だけでとろけそうになる。

「んっ、んっ、ぼんさん、そんな見ないでっ……」

下着越しにクリを捏ねる度に鋭いくらいの甘い快楽が脳天まで駆け巡る。

視られてることで、彼に目で犯されてるようで。

「すごい、ももちゃん、お股びしょびしょだよ? いっぱい気持ちよくなって、僕にイクとこ見せてね? 」

彼のその言葉に私は熱に浮かされたように頷き、腰を突き出してクリを転がす指の速度を早める。

勝手に腰が動いて、甘く痺れるくらいの快楽を逃がそうとするのだけれど、うまくいかなくて。

「イク時はちゃんと声に出しなよ?」

そう囁かれて私は首を縦に振る。

自分の指でこんなみだらに感じることは無いのに、声だってあんなエロい声は出さない。

ラストスパートをかけるようにさらに指を早める。

「イグっ!イグっ!あっ!あっ!あっ!」

腰を上下に揺らして、思い切り快楽を貪る。背中が仰け反り、蜜部からは大量の潮が下着と布団を汚していた。

彼は派手に絶頂した私を見て嬉しそうに微笑んだ。

「すごいイキっぷり……楽しみだなぁ」

彼は愛液で汚れてる私の指を摂るとそのまま、口の中に含んだ。

指の腹を舌先で擽られる。その後は……?

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