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第1章 0

腰をカクカクと動かし、薄目で彼を見ると彼も扱きながら恍惚な表情で私の蜜部を凝視している。

熱い視線に蕩けそうになりながら、一緒に登りつめたいので、絶頂の波を何とか逃す。

「ももちゃんっ、ももちゃんっ……!」

あぁ、この声だ……。この声で何度も電話越しで囁かれて。甘く痺れて狂いそうになる。

「ぼんさん、イク、イキたい、んっ、んっ」

我慢の限界を迎える、彼は私の顔を見ながら何度も頷いた。

「うんっ、僕も、そろそろ、出そうっ……!

扱くスピードを早めながら彼はそう口に出す。私ももう。イッてもいいのかと思い、激しくクリを掻き回す。

「あっ。あっ、んんっ、ぼんさんっ、イクっ、あっ!」」

「ももちゃん、ぼくも、僕もでる、んっ、か、顔に、かけていい?」

無我夢中で頷くと彼はそのまま、私に近づいてきて勃起しているそれを顔に擦りつけている。鈴口が膨らんできて、我慢汁の匂いが鼻をくすぐる。

「ほっぺ、ももちゃんのっ、あ、ごめん、汚すっ、ももちゃんのお顔、僕のザーメンで汚すからっ!あっ!あっ!」

頬にぷにぷにと当てられる。射精欲が高まってきてるのだろう。

私もあまりの快楽に彼にしがみつきたくなっている。

「ぼんさんっ。イクっ、あっ、あっ!んんっ、あっ」

「で、でる、あっ、ももちゃん!んっあっ」

彼の精液を顔に浴びながら私もそのまま絶頂の波に飲まれて果てた。

寸止めした状態で果てたせいか腰が重だるい。彼は恍惚とした表情で私を抱きしめて、精液まみれの唇にキスを落とす。

「んっ、拭かないと……」

触れるだけのキスではなく、恋人同士がするように深く口付けをされた。

舌が唇の間を割って入ってきて、歯列をなぞる。そのまま、舌を絡めた。

こんなふうなキスは初めてで、絡め合いながらも彼の背中に手を伸ばす。

しばらく貪り合うように口付けを交わして、そっと離されたのはキスだけで身体のほてりが再熱してきたころ。

「ももちゃん……ザーメンで汚れちゃった……」

噛み締めるようにつぶやく彼にこくり、と頷く私。汚されたなんて思ってないが、精液の独特な臭いに頭がクラクラとなりそうになる。

彼はティッシュを取り、私の顔を拭いながら頭を撫でてくれる。

「臭かったよね、ごめんね、ももちゃんが1人でしてるの見て、あまりにもエッチで、思わず……」

少し悄気ている彼の声。

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