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第1章 0

私は拭かれながら、自分でも驚くような甘い声で、大丈夫、です、と答えていた。

「ももちゃん、気持ちよくしてあげる、俺がももちゃんのこと、狂わせてあげるから」

そう言われ、布団の上に押し倒される。暖かい彼の身体に抱きしめられただけでも、子宮がキュンとなる。

「目、閉じて」

短くそう言われて目を閉じると押し当てられる唇。何度も口付けをされるけど、先程とは違うのは触れられるだけのキス。

舌が欲しい、口内を舐め回して犯して欲しいなんて思う頃に、彼は唇を離した。

「舌、出せる? 」

そう聞かれ、おずおずと舌を出すと彼も舌だけで触れられる。

ゾクゾクとしてきて、身体が余計に熱くなる。

「ももちゃん、本当に初めて? 初めてでそんなエロい顔するの反則……」

耳元で囁かれながら、彼の手は頬に置かれていて。

「全部、初めて……キスも、深いキスも……」

そう言うと彼は嬉しそうに頬を綻ばせる。

「なら、全部の初めて、僕が貰うよ」

額に口付けを落とされて、今度は首筋に舌を這わせられる。

熱い舌が首筋を這う度に、甘い感覚が全身を駆け巡る。 首筋を舐められながら、胸に手を置かれて、すくうように下から揉まれる。

洋服越しなのに気持ちよくて……。

「お洋服……汚れちゃうから脱いじゃおうか? 」

囁かれて頷いて、私は洋服を脱ぐ。そんなに大きくない胸を晒すことになるから、それはそれで恥ずかしくて。

「下着は外したいからおいで」

そう言われて彼に近づくと抱き寄せられて、額に口付けを落とされながら、片手で彼は器用にホックを外す。

後ろから抱きしめられて、乳房を揉みこまれながら、うなじに舌を這わせられて。内腿に手を伸ばす。

乳頭を人差し指と親指で捏ねられて、顔を歪ませてしまう。

うなじから舌を移動させ、今度は耳たぶを甘噛みされる。

「んんっ、」

「ももちゃん、また、クリ勃ってるよ? 」

彼の太くて白い指にクリを転がされて、期待していた快楽に腰を押し付けてしまう。

「あん、ご、ごめんなさいっ……、気持ちよくてっ……、」

彼は何を思ったのかクリに置いた指を止める。戸惑う私をからかうように、彼が言う。

「ほら、腰動かして? 僕の指でオナニーしていいよ? 」

誘われるように彼の指に勃起していたクリを押し付けてクイクイと揺らしてみる。


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