能里子見聞録
第1章 紺色のワンピース
「ある時、彼女が出張でいない時に呼んだんだ。その時にさ、電話でこう言ってやったんだ。『ノーパンノーブラで来い』ってね。『え?』って驚いていたけど『……分かった』って返事していたな。能里子の住むアパートからはここまで電車で三駅。さあて、どうするかなと思ってたらさ、しばらくしてから電話が来た。能里子からさ。『今、マンションの外まで来たの』って言うんだ。迎えに出た。いつもはタイトな服装だったんだけど、その時は、ふわっとした紺色のワンピースを着ていた。あれは体型隠しだな。本当にノーパンノーブラで来たんだって思ったよ。オレは言ってやった。『スカート、捲り上げろ』ってさ。能里子は周囲を見回して人がいないのを確かめると、おずおずと従った。目を閉じて、ちょっと息が荒かったな。ゆっくりと太腿が見えてきて、そして、艶々のまん毛が見えた。本当にノーパンだったのさ。『もっと捲れ』能里子の滑らかな腹が見え、ぴんと硬く尖った乳首が見えた。そうしたら、急にふらふらしちゃってさ。慌てて支えてやった。『大丈夫か?』って心配したら、にっこり笑って『なんだか興奮して、イっちゃった……』って言うんだ! もう、可愛くってねぇ。その日は、次の日が休みって事もあって、何回したかなぁ……」
太郎君、嬉しそうに話していたわ。
好きな人を悦ばせたいって思いは分かるけど、この能里子ちゃん、ちょっとアブだわね。
太郎君、嬉しそうに話していたわ。
好きな人を悦ばせたいって思いは分かるけど、この能里子ちゃん、ちょっとアブだわね。