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オトリ捜査

第2章 決断、適性検査

彩の妄想は、最終段階に入っていた。

胸は、痴漢に揉まれ、陰部やお尻は緒形に好きなように弄られた。最後に緒形には、股に顔を埋めて舐めて欲しいと願っていた。その為に彩は、股を目一杯に広げ腰を突きだし緒形の頭が股の間にある光景を妄想した。

「舐めて!舐めて!舐めてー!」

心の中で叫び、彩の体はのけ反り、腰は、何度も緒形が押し付けたデンマを突き上げるほど振って、彩は、イッタ!

緒形は、

「そこで、止めて!」

と、石崎に言った。石崎は、緒形のアレから手を離すと、ストップウォッチを止めた。

「終わりました!榊原さん、声も出さなかったわね!優秀だわ!タイムもなかなかよ!

石崎は、黒渕の眼鏡をかけると、素早く髪をまとめて、仕事モードに切り替わった。緒形は、その姿を見て、驚いていた。
彩は、もうぐったりして聞こえているかいないか分からないような状態だったが、石崎は、

「サンプルをいただいて提出しないとね!ねぇ、分かる?いいわ、そのまま腰だけ浮かせてもらえば……。」

石崎は、彩のベルトに手をかけ、ベルトを外すと、

「はい、腰を浮かせて!」

と言った。彩は、はっきりしない意識の中、腰を浮かせた。その瞬間、石崎は、彩のズボンを下げ、パンツも下げて、脱がせた。

彩は、そこで初めて気が付いた、「私、下は穿いていたのね?全部脱いで、緒形さんに舐めてもらってたとばっかり……。良かったわ!失格にならなくて」と、思った。

彩は、全身裸の状態で椅子にゆっくりと座り直した。ズボンもパンツもビッショリ濡れ、陰部に貼ったシートは彩の液体で剥がれパンツの中にあった。

石崎は、びしょ濡れのシートをつまみ上げると、

「十分すぎる量が採取出来たわね!」

と言って、ポケットからビニールの袋を取り出し、紙のシートを入れると、しっかりジッパーを止めた。

石崎は、

「それでは私は、サンプルを提出しに行きますので、これで失礼します。榊原さん、お疲れさまでした!」

石崎は、何事もなく仕事をただ遂行したという、淡々とした口調で述べてから、部屋を出ていった。



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